1学期の終業式を迎えるために……
前日は全校で大掃除。
昇降口の靴箱は学年ごとに時間を決めてきれいにします。
入っている靴を外に出し
中を雑巾でていねいに拭いていきます。
残っているのは登校靴だけ。すっきり整いました。
教室の掃除も始まりました。
雑巾をギュッと絞って
毎日使ってきた机や椅子をみがきます。
「こんなにホコリがついていた」
「ピカピカになると気持ちがいいね」
それから教室にあるものを廊下に出します。
「後ろ、気をつけて」
からっぽになった教室の
床掃除スタート!
「ここ、汚れてるね」
「こすったら落ちるかな」
ホワイトボードも磨きます。
廊下のコートかけや
教室表示板。ふだん手の届かないところもきれいにしていきます。
掲示物を外して
机を教室に戻して
最後にもういちど掃き掃除。
特別教室のひとつ、造形室を掃除しているのは6年生です。
6年生は造形室だけでなく、ふだんみんなが使うところも担当してきれいにしています。
小教室や
SGルーム、
ライブラリーから
校庭まで。すっかりきれいになって、終業式を迎える準備ができました。
下校する子どもたち
大荷物を抱えて帰ります。
終業式の朝、最初に校舎に入ってきたのは1年生でした。
入学してから4か月。
見違えるように頼もしい表情になっています。
教室には担任からのメッセージが。
朝のしたくも一人でスムーズにできるようになり
自分で本を選んで朝読書することも
上手にできるようになりました。
1学期の最終日、
どの学年もいつもと同じように落ち着いて1日をスタートすることができました。
そうこうするうちにオルガンの音が響いてきました。
教室から
礼拝堂へ。
終業式が始まります。
開式まで黙祷をして待ちます。
♪ けさもわたしの ちいさいくちよ
♪ 神のめぐみを ほめたたえよ
賛美の声が礼拝堂を包み
〈草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。〉
聖書のみ言葉に耳をかたむけます。
「夏休みに教会に行ってどんなお話を聞いたか、どんなことをしたか、9月に教えてくださいね」
「50年たっても心に残るすてきな思い出ができますように」
1学期をもって学校を離れることになったお友だちとお別れのひとときをもちました。
それから「関東学院小学校が選んだ100冊の本」を読破した5年生と4年生の表彰です。
「みんなにおすすめしたい本は?」
「『十歳のきみへ』です」
「『二分間の冒険』です」
子どもたちが教室に戻ったあとの礼拝堂では
「オリブの会」(保護者会)の学期末全体会が行われました。
教室では、担任から子どもたちに「わたしのはげみ」が渡されています。
1年生に配られたのは「わたしのはげみ」を収納するファイルです。
このファイルにこれから6年分の足跡をおさめることになります。
1学期をふりかえり、夏休みの過ごし方を確認して
最後の大荷物、防災頭巾をランドセルに入れて
「さようなら!」
楽しい夏休みを!
寂しくなった校舎が
子どもたちの元気な声が戻ってくる日を待っています。
と思ったら……
夏休みの1週目、学校はもうしばらく続きます。