午前7時30分。



トラックが到着して



荷下ろしが始まりました。



横浜武道館で開催される



関東学院小学校「春のなかよし会」の準備です。



ラインテープを貼って会場を設計したり



大玉をふくらませたり



なかよし会旗や



スローガンを設置したり



タイマーを調節したりして



手際よく作業を進め、



子どもたちを迎える準備が整いました。




開会式はキリスト教委員の聖書朗読とお祈りから。



「第60回『春のなかよし会』を始めましょう」



「光る汗 春色そまる なかよし会!」
生活委員の子どもたちがスローガンを発表しました。



♪ 青海の 見ゆるたかだい~



武道館に校歌が響き、



なかよし会旗が掲揚されます。




最初のプログラムは準備体操です。



大人気の「Bling-Bang-Bang-Born」に合わせて



体育委員の動きを見ながら



体をほぐしていきます。










体があたたまり



気持ちも盛り上がったところで



「さあ、いよいよ競技開始です」
アナウンスする放送委員の声にも気合が入ります。



3年「風になれ! タイフーン!」



遠心力に負けないように、回って



回って



跳んで!



しゃがんで!



応援も盛り上がります。



4年「あたくしのフラフープよ」



フラフープをくぐりたいのですが



ゴムがついているので



引っぱられてしまい



思うように運べません。



ようやくタッチできました。



1年「ふくろリレー どっちをはこぶ?」



赤は軽い袋



青は重い袋。



運試し!

「せーのー」



「こっち!」



あぁ、残念!



重い重い……



2年「とんで・くぐって・まわって!」



ミニハードルを跳んで



跳んで



ハードルをくぐって



ボールを膝にはさんで1回転



コーンを回って



タッチ!



5年「Utsusokka!」



中央にあるフラフープを



いちばん外の白いコーンに向かって



「うつそっか!」



「黄色を戻して!」

「青がいっちゃう!」



チームの仲間の声を聞きながら、ゴール!





6年「異種ドリブルリレー」



バスケットボールのドリブルと



サッカーボールのドリブル



相容れないドリブルを



一緒にするなんて!



気持ちを合わせて



スピードも合わせて



「あ、待って~!」






「6年生、かっこいいなぁ」



1年生があこがれの目で見ています。



フレー、フレー青

がんばれ、がんばれ緑



ファイトだファイトだ黄色

ガッツだ、ガッツだ 赤



エールの交換に続いて、色ごとに工夫して練習した応援を披露しました。



「応援歌、いくぞー!」「オー!」



「ぼくらここに誓うよ 絶対勝つぞー!」「オー!」



「トメイトーの色はー」「レッドー!」

「マリオの色はー」「赤!」

「太陽の色はー」「赤!」



「われらブルー、いくぞー!」「オー!」



「勝負じゃなくて みんな主役 一人ひとり輝いて 力合わせてつくりあげる」



「青組みんなで 勝っていこうぜー!」「オー!」



「勝て勝て 黄色!」「勝て勝て 黄色!」

「行け行け 黄色!」「行け行け 黄色!」



「バナーナの色はー」「黄色!」

「ひまわりの色はー」「黄色!」

「はちみつの色はー」「黄色!」



「勝つ気は あるかー」「オー!」



「いい天気ですね」「そうですね」

「じゃあ、緑組の応援を はじめるかー」「オー!」



「緑組に ひとつ 聞きたいことがある」「なーに?」

「勝っても いいですか?」「いいとも!」



「緑 いくぞー!」「オー! デスターシャ!」



「後半戦も、がんばるぞ!」

「オー!」



大縄競争は関東学院小学校伝統の種目です。8の字連続跳びで3分間に何回跳べるかを競います。



初めてチャレンジする4年生。



目標は150回。



新記録が続出しました。



5年生の目標は230回。



跳ぶたびに集中力が高まって



記録が伸びていきました。




6年生は小学校生活最後のチャレンジです。



目標は250回、いや300回!



去年の自分たちの記録を越すことができるでしょうか。








色分けリレーは1年生から。



リングバトンを使う折り返しリレーです。





2年生からは半周ずつバトンをつないでいきます。






3年生になるとコーナーもふくらまずに走れるようになります。









4年生も接戦が続く「色分けリレー」。







5年生になるとスピードも迫力も一段と増します。










スタートラインに並んだ6年生。



仲間を信じて



リード、ゴー!



流れるようにバトンがつながります。








1周走ったアンカーがゴールテープを切りました。



最後のプログラムは5年ぶりに復活した全校種目、全校児童による「大玉送り」です。



「よーい、スタート!」



4色の大玉が1・2年生の間を転がり




3・4・5年生の頭上を飛んで、跳ねて







6年生が転がして、ゴールを目指しました。



「1年生から6年生までがひとつになったなかよし会でした」



♪ この丘に 集い来たれる~



校歌を歌いながら会旗が降納され



第60回「春のなかよし会」の幕が閉じました。



「使う前よりも、きれいに」



モップをかけ、体育館を整備したのは、体育委員と応援団の5年生です。



6年生は笑顔の記念写真。



みんなと心が繋がって、最後まであきらめずに力を出し切った。
ひとつになれたあの一体感を忘れない。


きっとこの感覚を「光る汗」が「春色にそまる」というのでしょう。