関東学院小学校では、ほんものの人やものやコトに出会う教育活動をたくさん取り入れています。
出前授業から校外学習まで、秋の活動を6つご紹介します。
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5年生の出前授業「楽しく実験! 見つけよう私にできるエコ」です。
来てくださったのはNPO法人アース・エコのみなさん、アシスタントは関東学院大学人間共生学部共生デザイン学科佐野ゼミ3年の学生さんです。
「地球温暖化は、遠い将来のことではないのです」
「エネルギーを大切に使っていきましょう」
温暖化の原因を学び、省エネについて考えました。
それから、座学だけでは実感できないところを、実験をしながら「省エネ」について考えました。
いろいろな種類の電球の消費電力を比較をしたり、
ヘアドライヤーの温風と冷風、サーキュレイターの強風と弱風で消費電力にどれだけ違いがあるかを比較したり、
手回し発電でLED電球と白熱電球を点灯させ、消費電力の差を確かめたりしました。
また、「電気」がどんな仕事をするのか考え、
さまざまな実験やグループワークを通して、「省エネ」から「未来の地球」について考える機会となりました。
この出前授業で学んだ5年生、教室で「省エネだよ! 電気消すよ!」の声があがるようになりました。
リュックサックを背負って校庭に並んでいる2年生と3年生。
2年生が出かけた先は……
横浜南郵便局です。
郵便のしくみや郵便局の役割について教えていただきました。
郵便局の方のおはなしをしっかり聞いて、自分の目でよく確かめて、本物に触れる機会も与えてくださいました。
「これが最新の電気で走るバイクです」
「かっこいい~!」
バックミラーに映る友だちに「ヤッホー!!」
南郵便局で1日に配達する郵便物は多いときで24万通!
配達員さんは1回の配達で100回もバイクの乗り降りをするそうです。
「大変なお仕事だな……」
地下にはたくさんの郵便バイクが停まっていて、実際に走行練習をしてから出発する配達員さんに、
「行ってらっしゃ~い!! 気をつけて行ってきてください!」
「今日はお忙しいなか、私たちのためにたくさんの準備をしてくださってありがとうございました」
自分で書いたはがきが自動押印機を通って消印が押されるところも見ることができました(局内の写真がご紹介できないのが残念です)。
見学後、清水ヶ丘公園まで歩き、晩秋の抜けるような青空のもとみんなで美味しくお弁当をいただきました。
行きは電車で2駅移動した長い道のりを、帰りは歩いて学校に戻りました。
いっぽう、2年生と前後するように学校を出発した3年生が行ったのは……
スーパーマーケットの「サミットストア」です。社会科「店ではたらく人と仕事」の学習で「はたらく人のくふうを見つけよう!」をテーマに見学に行きました。
バックヤードに入ると、
「うわ~大きい!」
「このお魚釣ってきたの?」
「これはブリだ!」
鮮魚作業場では、魚をお刺身にして、売り場に並べるための準備をしていました。
続いて、精肉作業場です。
「これは、豚の背中で、こっちは前足で…」
部位ごとに切って、売り場に並べていました。
そのほかにも、青果作業場を見せていただいたり、アイスや冷凍食品を保管している大きな冷凍庫にも入れてもらったりしました。
「見やすいように値段が書かれているね」
「おいしそうと思ってもらえるように、ガラスの向こうで調理しているんだね」
売り場ではお客さんの立場に立った発見がありました。
「あっ、メグミルクの牛乳!」
「こっちにはヨーグルト!」
10月に工場見学で訪れた雪印メグミルクの商品を見つけて、興奮しています。
「商品のストックがなくなったらどうするのですか」
「お家の近くのサミットと商品が同じだなと思ったのですが、サミットで扱う商品は決まっていますか」
見学し終わった子どもたちは気になることがたくさん!
質問にも丁寧に答えてくださいました。
続いて横浜橋商店街の見学です。
「スーパーマーケットとのちがいを見つけよう!」のテーマのもと、グループごとに気になるお店を見学しました。
「お忙しいところ、失礼します。関東学院小学校の3年生です。
お店の中を見させていただいてもよろしいですか」
八百屋さん
お肉屋さん
お魚屋さん
お花屋さん
どこのお店もこころよく店内をじっくり見学させてくださいました。
お店の人だけでなく、お客さんにも
「なぜ、ここでお買い物しているんですか」
など積極的に質問して、学びを深めました。
見学を通して、お店の方、お客さんと会話する中でお店と地域のつながり、はたらく人の思いを感じることができました。
身近なところを見学する2、3年生に対して、4年生はバスで出かけます。
「校長先生、行ってきま~す」
社会科で「神奈川県」について学習している4年生が向かったのは三浦半島です。
三崎漁港へ行き、水産業の学習です。朝早く学校を出発したので、「みさき魚市場」でマグロのせりや近海でとれた魚の仕分けを見ることができました。
「なんでマグロの尻尾をみているのだろう」
「あの赤い魚はなんだろう」
漁協の方がマグロの種類や習性について説明してくださいました。
尾の切り口を見てマグロの質を見きわめるそうです。
水産業に続いて農業を学びに三浦市の農協へ行き、お話をうかがいました。
ご当地の名のついた三浦大根よりも青首大根の方が多く生産されているそうです。
大根畑のはるか向こうに見えるのは富士山です。水産業と農業、景色をいかした三浦のもう一つの産業といえば……
観光農園、みかん狩りです。
「小さい方が甘い?」
「おいしい!」
「ごちそうさまでした!」
「ありがとうございました」
「さようなら。また会いましょう!」
たくさん学び、おなかもいっぱいになった社会科見学でした。
関東学院小学校の子どもたちは、毎年、学校のとなりにある霞ヶ丘教会をたずねています。11月は2~5年生が学年ごとに教会におうかがいしました。今回は4年生をご紹介します。
教会では、今年度の特別礼拝に来てくださっている伝道師の國友淑弘先生が迎えてくださいました。
まず礼拝をささげます。
教会員の方が霞ヶ丘教会のことを紹介してくださり、そのあと國友先生がゴスペルを指導してくださいました。
歌うのはゴスペルといえばこの曲、“Oh happy day”です。
國友先生のリードで声を出し、楽しく歌っているうちに、だんだん歌詞を見ないで歌えるようになってきました。
それから手拍子をつけて、
リズムに乗って足を踏み鳴らしたり、体を左右に揺らしたりして、歌声がどんどん大きくなっていきます。
「Oh happy day!」(なんて幸せな日だろう!)
霞ヶ丘教会の礼拝堂に、元気いっぱいの歌声が響き渡りました。
さいごにもういちど5年生の登場です。毎年歯科検診で子どもたちの歯を診てくださっている学校歯科医の今村嘉宣先生が出前授業をしてくださいました。
歯科大学で教鞭もとられている今村先生のお話はわかりやすく、また多岐にわたります。
歯の特徴やはたらき、歴史に加え、人間の歯だけでなく動物の歯についてなどにも触れてくださり、子どもたちは興味津々に聞いていました。
「こんなふうになっちゃうの!?」
健康な歯と歯茎、そうでない歯と歯茎。インパクトのある比較写真です。
「自分の歯を大切にする必要性がわかりました」
「毎日の歯磨きをきちんとしようと思いました」
「自分の歯についての意識」が高まる時間を持つことができました。