10月6日は関東学院小学校の創立記念日です。
創立71周年にあたる2023年度は、10月5日に創立71周年記念礼拝をまもりました。
礼拝堂には全校児童と保護者の皆さん。ご家庭にはYouTubeでも配信しました。
本校の創立記念礼拝には毎年卒業生をお迎えし、子どもたちにお話をしていただいています。今年は齋藤和男さん(4回生)が来てくださいました。
齋藤さんは山形大学で34年にわたり研究と教育の職をおつとめになったあと、現在は洋光台にある「はまぎんこども宇宙科学館」の学術顧問をつとめておられます。
関東学院小学校に入学されたのは1954年。はじめに見せてくださったのは受験したときの受験票です。
大学では海底のマグマの研究をされ、海底の石の年代測定の技術の研究をなさったそうです。
子どもたちは、難しい研究の内容にも一生懸命に耳を傾けています。
「大切なのは『あ・し・か』です」
あきらめないこと
しっぱいをおそれないこと
かんがえること
「これは新聞記事ですが、この写真の走馬灯は私の作ったものです」
「はまぎんこども宇宙科学館に来てくれると、科学工作をすることができます。この走馬灯も作れますよ」
「円海山につながるハイキングコースを歩くと、ホトトギス草やヒヨドリ草などきれいな花が咲いています」
「実験も、観察も、まず自分でやってみる、体験することが大切なんです」
自分の目で見る
自分の手でさわる
自分の耳で聞く
自分の口で味わう
これからを生きる子どもたちに身近な例を使ってわかりやすくお話ししてくださいました。
続いて「トーン・チャイム クワイア」の奉献演奏です。
〈私たちは「学び舎の『とき』」という曲を演奏します。演奏を聞きながら、神さまが私たちに与えてくださっている「とき」を共に感じましょう。〉
穏やかで美しい音色の演奏で、礼拝堂が優しい空気に包まれました。
校歌「あおうみの」を全校で歌いました。
♪ 関東学院 われらが誇り
礼拝後、齋藤さんが教室を回ってくださいました。近いところで顔をあわせてごあいさつができ、
「どんな校舎でしたか」
「どんな教科がありましたか」
「中学校はどこに行きましたか」
「帽子の色は何色でしたか」
「宿題はありましたか」
いろいろな質問にも答えてくださいました。
「創立71周年記念のプレゼントをつくりました。“Children’s Smiles”という名のついたタータンの模様のハンカチです」
教室でプレゼントを手にした子どもたちに笑顔があふれます。
子どもたちがいつでも、いつまでも笑顔ですごせますように。
ところで、10月6日は関東学院の創立記念日でもあります。139周年を祝う創立記念式典が10月7日に開催されました。
会場は金沢八景にある関東学院大学SCC館4階。
1884年「横浜バプテスト神学校」の創立にかかわったベンネット宣教師にちなんだ「ベンネットホール」です。
記念礼拝に続く記念式では学院教職員の勤続表彰がおこなわれ、本校辻教頭が勤続35年の表彰を受けました。
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子どもたちにお話ししてくださった齋藤和男さんが個人ページをご紹介くださいました。
ありがとうございました。
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*学校だより「からしだね」では関東学院の創立と発展にたずさわった方々をご紹介しています。
下のタイトルをクリックまたはタップすると該当ページが開きます。
「しもべとして生きる」
アルバート・アーノルド・ベンネット
「関東学院の3つの源流とフィッシャー宣教師」
チャールズ・ヘンリー・デイ・フィッシャー
ロイヤル・ヘイ・フィッシャー
「あなたの器として」
ジェームズ・フラートン・グレセット
「メービー・メモリアル・スクール」
ヘンリー・クレイ・メービー
「いつも主とともに」
チャールズ・バックリー・テンネー
「“Friendships not battleships”」
ジェームズ・ハワード・コベル