秋には子どもと本をつなぐ催しがたくさんあります。
その様子をご紹介します。

 

 

【作家を囲む読書会】11月2日(水)

 

今年は『二分間の冒険』をお書きになった
岡田淳さんをお招きしました。

 

岡田さんが作家になろうと思った理由や、
最初の作品『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』が生まれたときの
エピソードなど、興味深いお話をしてくださいました。

 

 

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5年生の課題図書とした『二分間の冒険』では、
〈みんな〉の違いについてのお話が印象的でした。

 

〈ただ、同じ場にいるだけのみんな〉が
〈話し合うみんな〉に変わり、さらに
〈協力しあうみんな〉に変わっていく。
そして、本を読んでいるあなたも、
読む前と読んだ後では変わっている。

 

深いお話に、参加した子どもたちも保護者の方も
聞き入っていました。

 

 

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読書には新しい自分に出会える楽しみもある
ということを教えてくださった読書会でした。

 

 

【三春台ライブラリー】11月7日(月)

 

「三春台ライブラリー」では、朝のホームルームの時間、
小学校のすべての教室がお話の部屋になります。

 

担任と学年担当、校長、教頭が、
それぞれの部屋にやってきた子どもたちに
とっておきの本を紹介し、お話する時間です。

 

 

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「ほかのクラスに行かなきゃいけないの?」
という声も聞こえてきます。

 

担任のお話が一番聞きたいのに…
という思いから出てくる声ですが、
いつもは聞けない先生のお話を聞こうと、
ほかの教室に出かけてもらいます。

 

 

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三春台ライブラリーが終わると、
どんな本の話だったか情報交換が始まります。

 

友だちと本が話題になるひとときです。

 

 

【ブックフェア】11月8日(火)、9日(水)

 

260冊の本を並べた大きな本屋さんが小学校にできる2日間。
子どもの本の専門店「教文館ナルニア国」の協力のもと、
開催しています。

 

 

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長く読み継がれている本には、それだけ長い間
子どもたちに支持されてきた魅力があります。

 

並んでいるのはそのようなロングセラーの本を中心に、
子どもたちに届けたいという思いで選んだ本ばかりです。

 

 

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教員おすすめの本のポップも添えてあります。
三春台ライブラリーで紹介された本もあります。

 

 

授業参観のあと、保護者の方もたくさん来てくださいました。

 

保護者の方が子どもに本をすすめていたり、
懐かしい本を手に取っていたりする姿も見られました。

 

 

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学校、ご家庭、本屋さんの協働で
子どもと本をつなぐことができた2日間でした。

 

 

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