関東学院小学校では、登下校の交通安全のため、また台風や大地震に備えるため、さまざまな訓練を年間を通じて行っています。4月、5月のようすをご紹介します。
入学して1週目、4月12日(金)に、新1年生と保護者を対象にした交通安全教室を行いました。ご指導くださったのは南警察署と交通安全協会のみなさんです。
信号、横断歩道、死角、雨の日の歩き方についてお話をうかがい、歩行練習をしました。
歩行練習は、体育館で行ったあと校外に出て、グループに分かれて実際に学校~黄金町駅~学校を歩いてみました。
翌週の18日(木)は避難訓練です。地震や火災を想定して年に4回実施している訓練の1回目。
緊急地震速報
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大きな揺れから身を守る
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避難経路確保
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校庭に避難
目だったおしゃべりもなく、真剣な表情で避難完了。6分ほどで全員の無事が確認できました。
連休が明けた5月9日(木)には方面別下校訓練を行いました。天候の急変が予想されるときなどには、全校児童を経路によって15グループに分け、いっせいに下校させることしにしています。この日は学期ごとに行っている練習の1回目。同じ方面に帰る児童が顔をあわせ、上級生がリーダーとなって教員も同行して下校しました。
その翌日10日(金)は引き取り訓練です。実際に大規模地震が発生したときなどは、全校児童を学校にとどめ、保護者に学校にお迎えに来ていただくことにしており、その練習です。引き取り訓練を行うのでご来校くださいという一斉メールを配信し、来てくださった保護者に児童を一人ひとり確認して引き渡します。
引き取り訓練が一段落した放課後、全教員が会議室に集まり、AEDを使用した心肺蘇生法の講習に参加しました。この講習は、緊急時にもあわてず、躊躇せずに心肺蘇生を行いAEDが使えるようにすることを目的として、毎年行っているものです。
ご指導くださるのは救命救急士の資格を持つ講師の方々。はじめにプロの実技を見せていただきました。実技と並行してチェックシートを確認することで、注意すべき手順がわかります。
その後、小グループに分かれて、実際の場面を想定した実習を行いました。胸骨圧迫は圧迫時に肘を曲げないこと、AEDパッド貼付中も圧迫を中断しないこと……頭でわかっていても、実際には思うようにできません。複数の人の協力、チームの連携も必要です。
実技のたびにグループで振り返り、一人ずつどこがよくてどこがよくなかったのかを確認します。
子どもたちの避難訓練も教員の心配蘇生法も、繰り返し行って基本を身につけ、いざというときに備えています。