3年生は6月28日(水)~30日(金)の日程で、富士山の麓・西湖に行ってきました。
1日目。
朝、降っていた雨が上がり、ホテルの裏山に登りました。苔むす大きな石を乗り越えやっとたどり着いた頂上で目にしたものは...
富士山!
子どもたちを歓迎するかのように、顔を見せてくれました。
天然記念物のオオサンショウウオが生息する、 桑留尾(くわるび)川の源流に手を浸し、小休止。
「キャー、冷たい!」
この水の流れが森に浸透し、伏流水となるところを自分の目でしっかり見てきました。
夜は、西湖の畔でキャンプファイアー。「もえろよ、もえろ」をみんなで歌いました。
2日目。
ヘルメットと軍手を身につけ、コウモリ穴を探検しました。
薄暗い洞窟の中を、身をかがめながら前へ前へと進んでいく先には、コウモリの住処がありました。
残念ながらコウモリを目にすることはできませんでしたが、自然が造り出す鍾乳石の姿に神秘を感じ、アドベンチャー気分は最高に盛り上がりました。
続いて竜宮洞窟の天然氷をみてから、紅葉台・三湖台を目指して山道を登りました。今まで体験したことのない急こう配では、全身をつかって登っていきます。
「がんばれ~」
お互いに声を掛け合ったり、歌を歌って気持ちを盛り上げながら、頂上をめざしました。
標高1202m。
「すごい、眺めだ...」
眼下に広がる青木ヶ原樹海や湖の様子を見て、達成感を感じたひとときでした。疲れを癒してくれる風が心地よく吹いていました。
「あ~、おなかすいた。ペコペコ!」
夕飯のビュッフェは、いつもより食べる量が多い子どもたち。野菜もたっぷり、デザートもたっぷり。みんなと食べると、苦手なものも自然に食べられちゃうから不思議です。
「お楽しみ会」では、各班からの出し物を見せ合い、大いに笑い、大いにはしゃぎました。
3日目・最終日。
かやぶき屋根の民家が建ち並ぶ「いやしの里」で繭人形作りに挑戦しました。
繭玉を目にすると、ふと思い出すのが、自分の家に置いてきた飼育中の蚕たちのこと。
「私の蚕、もう繭になっているかなぁ...」
できあがった繭玉のウサギは、思い出のお土産になりました。
昼食でいただいた山梨名物ほうとう。
太めの麺と大きなカボチャがごろっと入ったみそ仕立ての汁で煮込んだ郷土料理を、おなかいっぱいいただきました。
神さまのおつくりになった大自然からの学びだけでなく、友だちどうし、互いに学び合うこともできました。たしかな成長が感じられた3日間でした。