4月から関東学院小学校に仲間入りする子どもたちの「一日入学」がありました。



お世話係は5年生です。



「記念のハンカチをどうぞ」



「……ありがとう!」



入学式で歌うさんびかを5年生が歌います。



♪ ことりたちは 小さくても~



歌詞を短く区切りながらいっしょに歌います。



♪ ひかり ひかり わたくしたちは~



4月から6年生として新しい1年生のお世話をすることになる5年生。3学期をどんなふうに過ごしてきたか振り返ってみましょう。



「TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)」に行き、英語づけの1日を体験してきました。



「施設内はオールイングリッシュです」
「え~、大丈夫かな……」



不安な子どもたちに明るく優しいエージェントがたくさん話しかけて、心を柔らかくしてくれます。



エスカレーターで上の階へ……




そこにはまるで海外にきたような街並みが広がっていました!



「アトラクション・エリア」では、今まで学んできた英語を使ってやりとりします。




エアポートゾーンではエアプレインの座席につき、機内で快適に過ごすために会話します。



エージェントからレクチャーを受け



客室乗務員と話をしてみます。



欲しかったブランケットを手に入れることができました。



「アクティブイマージョン・エリア」では



コマ撮り映像の制作に英語で挑戦しました。



プログラムの合間や休憩時間にも



学校のことや自分の好きなもののことなど、たくさん会話しました。



「言葉が通じるって、楽しいね」
「今日で英語がますます好きになったよ!」



そんな、喜びや達成感を得た1日になりました。



歴史学習が始まった社会科では、教室を飛び出して横浜市歴史博物館に見学に行きました。



「横浜にもこんなに大きな生き物が生息していたなんて、驚き!」



原始の時代から開港期までの横浜の歴史に関する資料がわかりやすく展示されていて、横浜に生きた人々の生活の歴史を学ぶことができます。



「吉田新田がつくられる前までは、横浜村はこんな地形をしてたんだね」



「今も昔もお祭りの様子って変わらないんだ」



「宿場町の模型だ」

「籠屋が人を運んでいる」



「ここに展示されているものは、外国の方が日本のお土産にと買って行かれたものなんですよ」



iPadを開き、学んだことをその場でレポートにまとめていきます。




外はあいにくの雨でしたが、大塚・歳勝土遺跡も見学することができました。



「これがねずみ返しか」



「おじゃまします」



「思ったよりも天井が高くて、広いね」



「ここに住んでいた人たちは、どんな生活をしていたのだろう」



もっと知りたい!

もっと調べたい!


歴史に興味を持つ良いきっかけになりました。



プログラミングの特別授業。本校のプログラミング講師 竹村信一先生が教えてくださるテーマは「変数」です。



「『変数』を使って、『約数』を判定するプログラムを作ってみましょう」



4年生までScratchを使っていたので、すぐに思い出してブロックを操作していきます。



プログラムができました。



「割られる数は?」

「割る数は?」


数字を打ち込むと、約数かどうかスプラウトのネコが判定してくれます。



「もっと難しいのに挑戦! 約数を求めるプログラムを作ってみよう」



「割られる数を割る数で割ったとき、あまりがいくつのときに約数になりますか?」



「あまりが『0』のときです」
「正解! だからこのようにプログラムを組むと……」



「できた!」



好きな数を入れると、その数にどんな約数があるのか、約数がいくつあるのかを教えてくれるプログラムができあがり、



10万桁の数を打ち込んで約数を調べるのに夢中になっていました。



3学期最後の方面別集会では、来年度のグループのリーダーを決めました。



引き継いだのは主に5年生。新しいリーダーたちの誕生です。



6年生からのバトンをしっかり受け取りました。



「今まで、ありがとうございました!」



卒業していく6年生には、感謝を込めてたくさんの拍手が送られました。



「5年生の3学期は『6年生0学期」です」



3学期初めの学年集会でこんな言葉が伝えられました。



はじめは意味がわからなかった子どもたちですが、3学期のさまざまな行事や経験を通して「最高学年になる」という自覚が生まれてきました。



成長を自覚し、「6年生0学期」から「6年生1学期」に向かっていきます。