全校礼拝のあと、ステージに勢ぞろいしたのは陸上記録会の参加者です。第57回神奈川県私立小学校児童陸上記録会の報告と表彰がおこなわれました。

まず、3位までの入賞者が発表され、種目、順位、記録、名前が読み上げられました。


6年男子ソフトボール投げ
1位
記録52m52cm
「はいっ!」

ほかを寄せつけないすばらしい記録を出し、代表して表彰状を受けました。

ほかにも次の種目で1位になりました。
・6年男子400mリレー
・6年女子200m走
・6年女子走り幅跳び
・5年男子100m走
・5年男子200m走

入賞をのがした子も含め、全員に記録証が渡されました。


この陸上記録会に本校から参加したのは5・6年生の陸上クラブのメンバーを中心に31人です。4月から「ぶどうの木子供会」(本校のクラブ活動)で練習を重ねてきて、9月からは関東学院中高のグラウンドをお借りしての朝練も始まりました。

5年生は初めての競技に挑戦する子がいます。

6年生には記録1位の連覇を意識して練習に取り組む子もいます。

出場する競技を決めるために、クラブ内でもタイムや記録を競い合います。

みんな切磋琢磨する仲間であり、ライバルです。


記録会をめざして練習する子どもたちに、頼もしい助っ人が来てくださいました。関東学院大学陸上競技部の岸川朱里コーチと部員の方々です。

「運動を始める前のストレッチは大切です」

「腕をしっかり振って、腿を高く上げて!」




本格的なアドバイスをいただき走り方の意識が変わったようで、練習のギアが一段アップしました。








記録会本番を前に壮行会が開かれました。

「陸上記録会のためにたくさん練習してきました。いい結果を残せるようがんばります」

「がんばれー!」
「応援しているよ~!」
「メダルとってきてね!」

当日は横浜駅に集合、会場に向かいます。

大和スポーツセンター陸上競技場で開催されたこの陸上記録会には、県内の私立小学校5校から約400人が集まり、自己の記録に挑戦し、おたがいに記録を競い合いました。

「わあ!こんなに大きなところで走るの!」

1周400メートルのトラックを歩いたり走ったりして、感触を確かめます。






ウォーミングアップが終わり、競技スタート。

いま持つ力の精一杯を出して、走りました。跳びました。投げました。




「行け行けKANTO!」
「行け行け○○!」

スタンドからの声援が選手を後押しします。

「何秒だった?」
「もしかして、1位じゃない?」
「やった!」

「何メートルだった?」
「52メートル!」
「ぶっちぎりだね」

レースが終われば、他校の児童ともお互いの健闘をたたえ合いました。

うれしい思いも、悔しい思いも、練習を頑張ってきてここにきたからこそ味わえたのです。

清々しい青空のもと、笑顔が弾けた1日でした。

*入賞者の記録は「からしだね」No.117(2023年11月1日発行予定)に掲載します。