小学校はクリスマスを待ち望むアドヴェントの期間を過ごしています。
礼拝堂には4~6年生のキリスト教委員の手でツリーが飾られ、クリスマス礼拝で歌う賛美歌を全校で練習しています。
6年生は聖書の場面やクリスマスのモチーフをデザインしたステンドグラスを作りました。ホワイエの窓に飾ると、下学年の子どもたちは足を止め、あこがれの目で見ています。
1年生は紙粘土でイエスさま生誕の場面を作りました。少し緊張しながら、真剣な目で絵の具をぬっています。クラス全員の作品を並べて、世界で最初のクリスマスの場面が再現されました。クリスマス物語の登場人物に、1年生の手のあたたかさがまだ残っているようです。
3年生はエントランスのツリーにつける飾りを色紙や折り紙で作りました。どこから見ても飾りがついているようにと、ツリー全体を見ながら飾りつけました。玄関から校舎内に入るお客さまをこのツリーが出迎えます。
2年生はリースを作りました。茶色い紙を筒状にしてから丸い形を作り、飾りつけていきました。最初は葉を作り、貼りつけます。小さな葉を切り取ることも、葉脈をかくことも、リースに貼ることも細かな作業です。完成したときのイメージをもって、根気よく取り組みました。
4年生もリース作りに取り組んできました。2年生のときと異なり、工作用紙を丸い立体にして輪を作りました。紙をくるくる回しながら、思い描く形をはさみで器用に切り取ります。柊の葉、ベル、リボン、ポインセチア、雪・・・。作業をしている教室の中は、4年生の静かだけれど明るい声とはさみの音でいっぱいです。
5年生は聖歌隊として奉仕します。22日(金)の小学校のクリスマス礼拝で歌い、18日(金)にみなとみらいホールで行われる学院クリスマスコンサートにも出演します。11月からはじまった放課後練習も大詰めを迎え、先日は中高のグレセット礼拝堂で六浦小学校の子どもたち、中高オーケストラとの合同練習に臨みました。声の出し方だけでなく、息つぎの仕方や声の切り方、姿勢も教わって、賛美の声がどんどん透き通ってきています。
救い主誕生の知らせを聞いた羊飼いたちは、自分の生活の場を離れ、イエスさまを拝むためにただちに出かけていきました。東の国の学者たちは最高の贈り物を携えて、ユダヤに向かって旅をしてきました。羊飼いも学者たちもイエスさまに向かって一直線、と聖書は語ります。子どもたちも、自分たちの持てる力を生かしてイエスさまに向かって一直線。心をひとつにしてクリスマス礼拝をおささげします。