5年生の3学期、子どもたちは「6年生になるにあたっての抱負」をテーマに作文を書きました。

 

「6年生になったら、1年生に優しくして頼られるような存在になりたい」

「自分が1年生の時にお世話になった6年生のお兄さん以上に1年生のお世話を頑張るぞ」
「最高学年の6年生になったら下級生の見本になる」
「勉強もスポーツもできる6年生になりたい」

 

6年生になることへの期待、最高学年としての意気込みがあふれた学年文集ができあがりました。

 

そして、4月。6年生は在校生の代表として5日(金)の入学式に出席しました。

 

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「1年生のみなさん、これからどうぞよろしくお願いします!」

 

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週が明けて8日(月)、始業式の朝には6年生が昇降口に立っていました。1年生を迎え、教室に行ってお世話をするためです。ただ、意気込みはあるもののまだまだお世話に慣れない6年生。それでも1年生は笑顔で応えてくれます。

 

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4月23日(火)に予定されている1・6年の野毛山遠足は、1年生と6年生の絆が深まる最初の大きな行事です。学校から野毛山動物園まで歩いて行き、見学していっしょにお弁当をいただき、学校に帰ってくるまで、6年生は自分のグループの1年生のお世話をします。

 

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この合同遠足のために、前の週に6年生だけで動物園の下見に行きました。往復の道では危ない場所はないかを確認し、1年生が安全に歩けるように注意すべきことを話しあい、どのような声を掛けたらよいかを考えました。園内ではどのルートを回ったら楽しいだろうかと、グループごとにじっさいに歩いて相談しました。

 

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遠足前日には、ランチルームで合同で昼食をとりました。グループごとに自己紹介をしあったり、動物園の見どころを紹介したりして、期待もいっぱいにふくらんできて……

 

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いよいよ遠足当日です。手をつないで歩き、小動物に触れる1年生を見守り、野毛山公園でいっしょに遊び、めいっぱい楽しみました。

 

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解散するとき、1年生に「ありがとう!」と言われ、疲れ気味だった6年生に笑顔があふれました。

 

「先生やお家の人の大変さがわかりました」
「大変だったけど、1年生ほんとうにかわいい」

 

そんな感想を述べる6年生の姿から、1年生のお世話をしながら自分たちも成長させてもらったことがわかります。

 

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今年度の学年だよりのタイトルは「Harmony」です。まわりの音色に耳を傾けながら自分の楽器の音色を合わせ、6年生全員で最高のハーモニーを奏でてほしい。そんな願いが込められています。