4年生にとって小学校最後の学習発表会。自分たちですべて作り上げることを目標に、「カ・ラ・フ・ル」という劇を演じました。
まず、教師が演じる「カ・ラ・フ・ル」を見て、話のイメージをふくらませました。
それぞれ個性のある「色」たちが、寒色系と暖色系に分かれてどっちがいいか考えるというストーリー。配られた台本を真剣に読み込んで、「どの役がいいかな」と考えます。
役が決まると、読み合わせです。子どもたちは場面ごとに集まって、どの色のどのセリフを担当するか、自分たちで考えました。
衣装も子どもたちが考えて決めます。それぞれの役の性格にあった衣装を工夫してデザインしました。
いよいよ舞台での練習が始まりました。お客さんに見えることを意識して、立ち位置を考えます。
音楽の時間には、エンディングを飾る「世界に一つだけの花」を練習しました。声の大きさだけでなく、fやmpなどの強弱にも気をつけて歌います。
休み時間には道具の制作に取り組みました。必要なものは自分たちで用意する。高学年らしい姿です。
本番の2日前、全校児童に向けての学内発表では、会場が笑いに包まれ、一番の盛り上がりでした。低学年の子どもたちが身を乗り出して見ている姿に、4年生は大満足。本番に向かう気持ちも高まります。
いよいよ本番当日を迎えました。舞台をもっと良くするために、旧礼拝堂でぎりぎりまで練習したあと、72人全員で円陣を組んで、気持ちを一つに礼拝堂に向かいました。
子どもたちにすべてを任せて送り出した担任は、客席で舞台を見守ります。
衣装のデザイン決め、小道具づくり、裏方の舞台照明、全力の演技、リコーダー演奏など、「カ・ラ・フ・ル」な子どもたちが個性あふれる「色」に扮し、それぞれ得意な分野で輝いて、大きな舞台「カ・ラ・フ・ル」を作り上げることができました。