6月20日(水)から22日(金)の3日間、6年生は清里に行きました。小学校さいごの「みどりの学校」です。
あいにく3日間とも雨の予報。雲行きを心配しながらの出発でしたが、現地では雨はあがっていました。
バスがおくれた関係で、清泉寮に着くとまず昼食をいただきました。メニューはカレーです。みんなで手分けして配膳しました。
午後からは、クイズラリーを楽しみながらヤマネミュージアムの見学や森の散策ができました。
黙想館に集まり、あらためて開校礼拝を守ります。
「みんなで力を合わせ、良い思い出が作れますように!」
2日目の朝は、富士山も、高さを競ったとされる八ヶ岳も、その雄姿を見せてくれました。
朝食後、バスで野辺山宇宙電波観測所へ。巨大なパラボラアンテナも冬までは稼働していません...のはずなのですが、
「あれ? 先生、見て! 動いている!!」
動くはずのなかった直径45メートルもあるパラボラアンテナが、突如動き始めました!
「ドバーッと水が落ちてくるかもしれないよ!」
傾きに合わせて、下の方から上を覗き込むようにジャンプしている人もいます。その場にいたみんなが、その迫力に圧倒されました。
隣接する「ベジタボール・ウィズ」のプラネタリウムで星空に思いを馳せた後、アンテナと同じ大きさのパラボラ広場で昼食をとりました。ぐるりとその周りで鬼ごっこを楽しむ子どもたちもいます。
「さて、ここを一周すると何メートル?」
「えっと、直径45mだから・・・約150m? え、それって、すごくない?」
清泉寮のほとりにある川俣川渓谷をハイキングしました。
清泉寮に戻り、おいしいソフトクリームを食べたら元気復活! 目の前に広がる草原で思い切り身体を動かしました。
そして、夜はキャンプファイヤー。空と大地が、まるで燃えさかる炎に彩られていくかのようにも見えます。みんなの気持ちも一つに重なり合っていくのが感じられました。
いよいよ最終日です。
朝の礼拝でのお話。
「水が半分入っているコップを見て、もう半分しかないと思うのか、まだ半分残っていると考えるのか、その人の気持ちしだいです」
部屋の片づけを終えたグループから、清泉寮開設の父、ポール・ラッシュの記念館を見学しました。
「へえ、アメフトって面白そう!」
スポーツマンシップにのっとるスポーツとして、アメリカンフットボールを日本に紹介したのもこの人だと知って、みんな、興味深く見学することができました。
閉校礼拝では、神さまとお世話くださったみなさんに感謝をささげました。
友だちとの交わりを深め、神さまの愛をたっぷり感じることのできたみどりの学校でした。
6年生らしさがたくさん見られた「みどりの学校」が、これからの学校生活につながっていきます。