5年生理科の出前授業です。
講師に来てくださったのは「アース・エコ」のみなさんと関東学院大学教授の佐野慶一郎先生、それに佐野ゼミの学生さんです。
アース・エコは「子どもたちと地球の未来のために」をモットーに学校などで環境の啓発活動をなさっておられる認定NPO法人で、佐野先生は環境政策論などを専攻なさっている研究者です。

「地球温暖化ってどういうことなんだろう」

講座が始まりました。

「これは1994年の地球の気温です。このまま2050年になると……」

「真っ赤になっちゃう!」

そうならないためには……

理科室に移動すると4つの実験コーナーが設けられていました。実験で体感しながら温暖化や気候変動の原因を知り、省エネを考えていきます。

ヘアドライヤーやサーキュレーターの使用電力を調べるコーナーです。
「強風と弱風の使用電力は?」
「ヘアドライアーを省エネで使うにはどうしたらいいと思う?」
「リモコンは待機電力がかかるんですよ」
アシスタントの学生さんていねいに教えてくださいます。

ここでは白熱電球とLED電球の使用電力の違いを手回し発電で体感します。
電球が点灯するまで発電機を回すには手応えが重そうですが

「LEDは軽い!」

ここは電気がどんな仕事をするのかを知るコーナーです。

音を鳴らしたり、プロペラを回したり、電球を点灯させたり、

「熱くなってる。熱も出すんだ」

白熱電球、蛍光灯、LED電球の消費電力を比べるコーナーでは

消費電力も違うけれど

「手を近づけてごらん」

「熱さも違うんだ!」

実験で学んだことをふまえて、「違い探しゲーム」で身近な省エネ対策を見つけていきます。

「洗濯ものを外で干しているなぁ。乾燥機はやめた方がいいのかな」

「輸入の食べ物より、地産地消がいいみたい」

たくさんの違いを見つけ、発表しました。

最後に二酸化炭素の排出量について学び

自分たちにできることを考え

発表しました。

宿題が出ました。

これから2週間、家族で省エネに取り組んでみること。

様々な実験やグループワークを通して、「省エネ」から「未来の地球」について考えることができました。

「さあ、地球はだれのものでしょう」