2月14日(火)と21日(火)、
6年生が「子ども哲学」の授業に参加しました。
講師は関東学院大学教授の杉田正樹先生です。
授業は2時間ずつ2回の予定で、
今回は事前に考えてきた「みんなで考えたいこと」を
発表するところから始まりました。
「なぜ、戦争が起こるのか」
「宇宙に端はあるのか」
「人工知能が発達すると、世界はどうなるのか」
「サンタクロースは存在するか」
「死ぬということについて」
「空間のないものは存在するか」
など、多岐にわたるテーマが出されました。
6年生が日ごろからさまざまな疑問や考えを持って
生活していることがわかります。
授業では、杉田先生がファシリテーターとなり、
発表された「みんなで考えたいこと」の中から
一つのテーマに絞って議論し、考えを深めました。
「サンタクロースは存在するか」
を出発点に選んだクラスでは、
「多くのことは思い込みなのではないか」
というテーマに絞られ、授業が進みました。
グループにわかれた討議の場面では、
「思い込み」と「事実」の違いについて、
「お金は、人が作りだしたものに価値があると
思い込んで使っている」
という意見と、
「実際にお金には価値が認められ、
ものを買うことができるのだから、事実ではないか」
という意見が対立し、それぞれの立場の発言がつづき、
議論が盛りあがりました。
最後に、グループで話し合われた内容を代表者が発表し、
クラス全体で振り返り、共有のときを持ちました。
友だちの発言を聞き取って理解し、
自分の考えとの共通点や相違点をさぐり、
そのうえで自分の伝えたいことをまとめ、
どういうことばにしたら友だちに伝わるか、
一生懸命に頭をはたらかせた哲学の時間でした。