1月17日(火)、今年度の芸術鑑賞会として
「狂言」を全校児童で鑑賞しました。

 

講師は大蔵流狂言師の善竹富太郎さんとお仲間2人です。

 

 

舞台に松の絵、柱を模した角材が置かれると、
そこはもう狂言の世界。

 

まず富太郎さん(=とみちゃん)が狂言の歴史、
舞台や小道具、独特の所作や言い回しについて
わかりやすく説明してくださいました。

 

 

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予備知識がしっかりと頭に入ったところで「柿山伏」から。

 

柿の木に登って盗み食いしている山伏を、
木の持ち主がからかいこらしめます。

 

犬だ、猿だ、烏だ、鳶だと言われるたびにものまねをする山伏を見て、
子どもたちの笑い声がどんどん大きくなっていきました。

 

1年生も想像力をはたらかせながら鑑賞し、
たのしんでいるようすが伝わってきます。

 

 

つづいて国語の教科書でおなじみの「附子」です。

 

太郎冠者と次郎冠者が附子を食べつくしてしまい、
主人にどう言い訳するかが見どころの狂言。

 

「死んで詫びようと思い、毒だという附子を食べた」

 

太郎冠者の知恵にも笑い声があがっていました。

 

 

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最後は体験コーナー、
みんなで狂言の所作や言い回しを実際にやってみます。

 

舞台には4~6年生のクラス代表の子どもたち。

 

 

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笑い方は、姿勢をとって、

 

「はーっはっはっはっはー」

 

それから女の子には怒り方を、

 

「腹立ちや~ 腹立ちや~」

 

それをうけてあやまる男の子は前傾姿勢で、

 

「面目もござらん、面目もござらん」

 

 

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室町時代から650年つづくお笑いの演劇に
たっぷり親しんだ1時間でした。

 

 

鑑賞会終了後、あちこちから

 

「腹立ちや~ 腹立ちや~」
「面目もござらん」

 

と聞こえてきました。