冬休みが明け、学習発表会へのゲートが開きました。
今年の演目は「王様の命令」という児童劇です。

まずはオーディションで役を決めます。

「今年は最後の学習発表会。自分たちが楽しむだけでなく、見にきていただいた方を笑顔にすることを目標にしましょう!」

役が決まったら、場面ごとに読み合わせを始めます。


だんだんと自分のセリフも覚えてきました。



「このセリフは、こう変えてもいいかな?」
セリフや動きも考えて作っていくのが4年生。

舞台を広く使うように、セリフのないときの表情はどうすればいいかなど、細かい部分にも工夫をこらして練習を進めていきます。








フィナーレに歌う歌。伴奏も自分たちで担当します。

だいぶ仕上がってきたところでリハーサルの日を迎えました。これまでの練習の成果をほかの学年に見てもらいます。

「わしは今から1か月間、わが国の周りの国々へ視察に出かけてまいる」

「わしは、この王子をその間の王様にしようと考えている」

「ふっふっふっ。大臣たちよ、これでぼくはこの国の王様になったのと同じわけだな」

「静かにしろ。さらに王様の命令を伝える!」

「どうして仕事なんてしなくちゃいけないの?」

「この国はどうなってしまうんだ」
「あなたたちがしっかりしないからいけないんだ」

「このままではめちゃくちゃよ」
「なんとかしなさいよ!」

「よし、今から大人はみんな、子どもになるぞ!」
「子どもだ 子どもだ!」

「なにか若返った気分ですね~」
「本当に子どもになった気分ですね~」

「ちょっとお母さん、おなかすいたよ。ごはんまだ?」
「あら、わたし、お母さんなの?」

「はい、毎度あり~。1本100円だから、2本で1万円」
「ちょっと待ってよ、どういう計算してるの!」

「あ、歯医者さん。歯が痛いんです。診てください」
「どれ、あーん。ああ、虫歯だらけだ。どれ、ぬいちゃおう」

「出発進行!」
「発車します」
「待って、電車ごっこはいいの。本物の電車に乗りたいの。いったいいつ動くの?」

「やあ、君たち。ここにいたのか」
「やあじゃないよ。王子、なんてことをしてくれたんだ」

「王様、お帰りなさいませ。予定より早くお帰りでしたね」

「うむ。ところで王子、ここに帰ってくる途中、この国の様子を見てきたが、みんな遊んでいて、だれも働いていないじゃないか。これはどういうことか」
「それは……」

♪ こどものせかいだ さあみんな なにもかもわすれ あそぼう

リハーサルのあとは、映像を見ながら本番までにもっと良くするためにはどうすればいいか考えます。

6年生からの激励のメッセージが届きました。

当日の朝、教室に来た子どもたちは

友だちとおしゃべりしながら緊張をほぐしているようです。



本番直前、お互いの場面を念入りに確認しあい

みんなの心が一つになっていきます。

最後は学年みんなで発声練習をして


スタンバイ!

心をドキドキさせながら、自分たちの出番を待ちます。





幕が上がりました。





「本日は学習発表会をご覧いただき、ありがとうございました。私たちはこの日のために、たくさん練習を積み重ねてきました」

「演じるだけでなく、見にきた方々を笑顔にすることを目標に練習してきました。お家の方々の笑顔を見ることができ、うれしい気持ちになりました」

教室に戻ると、王様も頑張りをほめたたえてくれました!


4月、高学年の仲間入りをはたした4年生。

宮ヶ瀬ダムを訪れ、社会科見学の学びいっぱいの遠足でした。


「みどりの学校」で行った西湖では自然の雄大さにびっくりすることもありました。

でも一緒にいるのは大切な友だち。笑顔がはじけました。




なかよし会では3年生のお手本になるようにみんなが力を合わせました。


「Gate+」 たくさんのことに挑戦し、それぞれの扉を開いた1年間。
学び、助け合い、力を合わせて過ごしてきた子どもたちも、もうすぐ5年生です。
