「最後の『みどりの学校』だね。今年ももちろんプラスの言葉と行動でいこう!」



5年生のときから学年のテーマにしている「プラスの言葉と行動」を心に留めて



グループや係の準備が始まりました。



「4月からここまでみんながしてくれた行事や活動は、どれも下の学年を気づかうもの、学校全体を考えるものでしたね」



「でも、最後の『みどりの学校』は自分たちだけで楽しめるものです」



「“はずしていいいもの”と“はずしてはいけないもの”を考えて、行ってらっしゃい!」



「行ってきまーす!」





レクをしたりゲームをしたりしているうちに



あっというまに



清里に到着しました。



アンデレクロスに赤い屋根が特徴的な「清泉寮」に3日間お世話になります。



「日差しは強いのに、暑くなくて気持ちいい!」

さすが標高1400mの清里高原です。



開校礼拝を守り



「3日間どうぞ、よろしくお願いします!」



見晴らしのいい食堂で昼食をいただきます。



「この牛乳、おいしい!」



「ジャージー牛乳だって」



最初の活動のため「八ヶ岳ふれあいセンター」へ。



クラスごとに「ふれあいセンター」と「やまねミュージアム」に分かれ、八ヶ岳の自然について学びます。



笹笛の吹き方を教えてもらうと



あちこちで即興演奏会が始まりました。



「これは何の動物の足あとかな?」




八ヶ岳の自然のこと、そこに生きる動物や草花のことを楽しく学習しました。




こちらは「やまねミュージアム」です。



ヤマネは清里の森に棲んでいる小型の哺乳類で、国の天然記念物に指定されています。



「ヤマネを守ることは森を守ること 森を守ることはみんなを守ること」



ヤマネになりきって、ヤマネの生態や生息環境を学びました。



センターの前には広大な牧草地が広がっています。



「気持ちいい~」



緑と青のコントラストが映える風景に



子どもたちの笑顔が広がります。



アンデレクロスが光る清泉寮に戻ってお風呂に入ったら



夕食の時間です。



今晩のメニュー。



このプリンもジャージー牛乳からできています。



清里高原に夕暮れが訪れました。



満月に近い月が輝く星空のもと


友情の火を点火します。



「みんな、輪になって!」



キャンドルファイヤー係のリードで



ゲームを楽しみました。



今年は「ジェンカ!」



楽しい時間も終わりに近づいて



「夕べの祈り」をささげます。



静かに炎を見つめながら
自分を振り返り
友だちのことを思います。



友だちと過ごす大切な1日を思いながら……おやすみなさい。



鳥のさえずりが聞こえる気持ちの良い朝です。



足元には朝露に光るムラサキツメクサも。



雄大な景色を見ながら



朝の体操は深呼吸から。



ストレッチをして



礼拝を守ります。




「おなかへったー!」



朝食のメニューはこちら。



待ちきれずに「いただきまーす!」



ハイキングは「美し森」へ。





標高1542mにある「美し森」展望台に着きました。



ここでちょっと一休み。




さあ、ここからは下っていきます。






「すごーい!」



「ヤッホーーー!!」



階段を降りていくと




清里の森が一望できる展望デッキがありました。





さらに下って清里の森へ。



お弁当をいただいたら




自然の中で思い思いに過ごします。






清泉寮にもどると、お待ちかね



清里名物、ジャージー牛乳のソフトクリームです。



「おいしすぎる!」



「えっ、また遊んでいいの?」



「やったー!」



ボールで遊んだり



ベンチでおしゃべりしたり



友だちがいれば、何をしていても楽しい!



宿の暖炉に薪がくべられると



清里が夕暮れ色に染まります。



いっぱい遊んでお腹を空かせた6年生。



夕食をいただきました。



2日目の夜は「キャンドルサービス」です。




黙想館に



賛美歌が響きます。





スピーチを担当するのはグループのサブリーダーたち。



「色と色が混ざり合って、見たこともない素敵な色が生まれます」



キャンドルのライトを見つめながら「大切な仲間」というテーマのスピーチを聞き、仲間の大切さをみんなで考えました。



2日目が終わり、静かな夜が更けていきました。



3日目の朝は



恵みの雨。



清泉寮が霧に包まれました。



雨のようにしっとりと、静かに落ち着いてストレッチをして




朝の礼拝を守ります。




朝食をいただいたら



ポールラッシュ記念館と八ヶ岳ふれあいセンターの見学に分かれて行きました。






閉校礼拝をささげてから



お世話になった清泉寮の方に心を込めてごあいさつ。



「ありがとうございました!」



最後の食事をいただいて、清泉寮でのすべてのプログラムが終わりました。



往路に走った晴天の道は



帰路はまったく霧の中。



一路、横浜へと向かいます。



大切な仲間と過ごした3日間



自分の限界を超えることができたでしょうか。



自分の色と友だちの色



混ざり合って



素敵なパレットになったでしょうか。



「ただいま!」




6年生の、そして6年間で最後の「みどりの学校」が終わった子どもたち。



プラスの言葉と行動で、これからも、



パレットに素敵な色を増やしていきます。