1月22日(金)、
4年生が社会科の出前授業を行いました。
4年生はいま、社会科「伝統の技を生かして」の単元で、
伝統工芸品の歴史や作り方、作る人々の思いを学習しています。
そこで今回は、
横浜で40年以上にわたり木工塗装士としてお仕事をしてこられ、
「横浜マイスター」にも選定されている
大沢尚さんをお迎えし、お話をしていただく出前授業を計画しました。
まず、お仕事の内容を話してくださいました。
木工塗装というのは、形ができた家具を塗装して完成させる仕事で、
すべて手作業で行うそうです。
子どもたちは、自分が知らなかったことを聞き、
一生懸命にメモをとっていました。
「小さなもので、どれくらいの人が塗装に関わりますか?」
「塗装で一番苦労したことはなんですか?」
「今までで一番大きな仕事はなんですか?」
子どもたちからのたくさんの質問にも、
大沢さんは一つひとつ丁寧に答えてくださいます。
とくに、大沢さんのお仕事に対する気持ちや心構えに、
子どもたちも多くのことを学んだ様子でした。
「仕事には大きいも小さいもないのです。常に全力ですよ」
「この歳になっても、もっと上手になりたい。
もっといい仕事がしたいと、いつも思っています」
「人に喜んでもらう仕事、こんなにすばらしいことはない」
「いつもチャンスをいかして、人との出会いを大切にしています」
大沢さんの力強く優しく語る言葉に、
4年生はたくさんのことを学びました。