関東学院小学校では、10月6日の創立記念日をおぼえ、
本校卒業生の方に在校生へのメッセージをお話しいただく
「創立記念礼拝」を毎年おこなっています。

 

10月9日(金)におこなわれた今年度の創立記念礼拝には、
篠原望さん(しのはら のぞむ さん、1970年卒・14回生)が来てくださいました。

 

 

2015101402

 

 

篠原さんは現在、ご自身の出身校でもある
関東学院中学校高等学校で数学の教員をなさっておられます。

 

 

会場いっぱいの児童、保護者のみなさんに対して、篠原さんは
パワーポイントをつかって3つのお話をして下さいました。

 

 

2015101406

 

 

1つ目は、平和こそが人を育てる根幹であるというお話。

 

篠原さんが小学生だった当時、
外の世界はまだ安全とは言えなかったけれど、
関東学院小学校の白い柵の中は安全で、
のびのびと育ててもらったということです。

 

 

2015101403

 

 

2つ目は、本を読む楽しさを教えてもらったというお話。

 

もし数学の先生にならなかったら、実は落語家になりたかったそうです。

 

本の中ではどんな人にでもなれます。
落語家にも、悪い人をつかまえる警察官にも。

 

読書を大切にしてほしい、
読みたい本をたくさん読んでほしいとメッセージをいただきました。

 

 

2015101405

 

 

3つ目は、「人になれ奉仕せよ」のお話。

 

「人になれ奉仕せよ」という校訓を決めたのは初代学院長の坂田祐先生。

 

この校訓には続きがあります。

 

「その土台はイエス・キリストなり」

 

篠原さんはある先生に聞かれてハッとしたといいます。

 

「篠原先生の土台は何ですか?」

 

みなさんはどのようにお答えになるでしょうか。

 

篠原さんはいろいろ悩んで、
やっぱりイエス・キリストだなぁと思ったそうです。

 

 

2015101404

 

 

お話の中で、篠原さんが何度も口にされた言葉があります。
それは「45年前も同じでした」という言葉です。

 

45年という歳月が小学校の礼拝堂で重なり合う、
すばらしいひとときとなりました。

 

 

2015101401

*司会のキリスト教委員(4年生)