「ぼくらは一つ」を合言葉に、
「一人ではできないことも友だちと力を合わせることでやり遂げられること」
「一人のやる気と実行力が大きな力となって全体を動かしていくこと」
を大切にしながら一年間を過ごしてきた4年生です。
自分の好きなことを優先しがちな雰囲気のあったクラスも、5月の「屋内なかよし会」の練習を通して、個性と個性がぶつかり合いながらもクラスでの自分の居場所を確認することでまとまっていくことができました。
1学期の終わりの「みどりの学校」では、伊豆の山々に囲まれた中でおこなわれた自然豊かなプログラムによって、集団での生活のイロハをあらためて学びました。また、寝食を共にすることで、より深く、友だちのことを理解することができました。
秋の「屋外なかよし会」では「KANTO花笠」に挑戦し、創作する喜びと集団で気持ちを合わせることの大切さを学び、本番ではみごとな花がグランドいっぱいに咲き乱れました。
その場所に行って実際に見たり話を聞いたりすることができる遠足や社会科見学は、知っていると思っていたことが実は表面的なことだけであることを知るきっかけとなりました。また、新しいものの見方を育てていくとともに、学習することの意義を感じていく時間にもなりました。
そして2月8日(土)の学習発表会。
おそろいのTシャツの背中には“We are ONE”という文字が。この言葉を実現するために、1か月間準備して舞台にあがりました。
場面を考え、自分たちで作った小道具や大道具。エンディングの歌は“友だち”について思い描く言葉を集めて作詞し、オリジナルの曲をつけて練習しました。
たとえセリフは短くても、たとえひとりの声は小さくても、みんなで力を合わせれば観ている人の心を動かす力が生まれることを知った子どもたち。さいごの歌を歌い終わってポーズを決めると、大きな拍手がわきおこり、会場を包みました。
幕の閉じた舞台には、やりとげて満足した笑顔とホッとしてうれし涙する姿がありました。
この1年、数々の行事や学習を通して心も体も成長して、10歳の大切な時期を有意義に過ごしてきた4年生。もうすぐ高学年に仲間入りです。