2年生は10月7日(火)~8日(水)の2日間、「みどりの学校」で静岡県の御殿場にあるYMCA東山荘へ行きました。7月に予定していた行事がインフルエンザの流行により延期になったもので、今回は一人のお休みもなく学年みんなが参加できました。
1日目は御殿場の自然を思う存分に味わうプログラムです。
まず、宿泊施設内の自然の中で「フィールド・ビンゴ」をしました。「弦の巻きついた幹」「鳥の鳴き声」「赤い実」など、ビンゴカードに載っていたものを次々に見つけていきました。
途中、動物の「落し物」を見つけました。
「施設長さんがおっしゃっていた、野うさぎの糞じゃない?」
「え? これは大きいから鹿のじゃないかなあ」
首をかしげて考えます。
散策をしながら、土のやわらかさも木のにおいも、身体いっぱいに感じられました。施設に隣接する湖を一周し、きれいな湖水に感激したり、たくさんのバッタやコオロギを見つけ、手に乗せていたり、間近で眺めたり。
それから、ネイチャーガイドの方に指導していただき、カヤの実でホイッスルを作りました。104年前から生えているカヤの木を見上げると、木も自分を見ているように感じました。カヤの実の好きな鳥や動物が近寄ってこないかと少しどきどきしながらの工作でした。
神さまは、光、海、動物や木、草などの自然を造られたあと、最後に人間を造りました。それは、人間が自然の恵みを受け、楽しむためであることを、2年生は聖書から学んでいます。
「神さまは、こんなにスゴイモノを造られたのだな」と、全身で感じた1日目でした。
2日目は、サファリパークへGO!
サファリバスに乗り、猛獣たちをすぐ近くで見ました。いつもはかっこいいと思っていたライオンが仰向けに寝ていてかわいかったり、クマはぬいぐるみのように見えたりしました。
ラクダにえさをやると、バスのすぐ近くまでやってきました。自分の目の前にラクダの大きな顔があります。2年生は、もう大興奮! 体当たりしてバスを揺らしたいたずらっこのラクダもいて、大笑いしました。
「白い鹿がいたから『スノー』という名前をつけてあげたよ」
「チーターが走るのを見て、こんなに速いんだと思ったけど、20%しか力を出していないと聞いてびっくり」
「シマウマとキリンが頭をくっつけていた。何をやっていたのかなあ」
「ゾウのめすとおすが、鼻をからませてラブラブしていてね」
2年生は目を輝かせて、話に花を咲かせています。
天地創造が行われたばかりの頃、動物と人間は同じエデンの園に住んでいたのでした。サファリパークでは、自分の間近で動物を見て、少しだけエデンの園のような体験ができたでしょうか。
食事の後片付けや布団敷きなど、ふだんの学校活とは異なる場面で、助け合い、励まし合いながら、友だちのすてきなところもたくさん見つけました。
神さまが創造されたものの中で、人間はいちばん価値あるものとして造られたことを閉校礼拝で学びました。友だちと共に、創造主の御手のわざに驚き、感動した経験、御殿場の自然の中で友だちと新しく出会った経験は、小学校生活に鮮やかな彩りを与えたことでしょう。
2年生の実りの秋が、深まりつつあります。