3年生になると、自分たちの身の回りに視野を広げる学習が増えてきます。
最初のチャレンジは、遠足で行く「子どもの国」でのグループ活動。他のお客様のことも考えて行動すること。リーダーだけではなく、一人ひとりが「協力」することの大切さを学びました。
次のチャレンジは、社会の時間に行った「町探検」。「ここは音楽室の窓から見える所だね」「消防団って?中に何があるのかな?」などと、協力して「調べる・発見する」という学習活動を行うことができました。
学習が進むにつれて、「公共」という言葉が話題に挙がるようになり、南区地区センターにも見学に行きました。立ち寄った富士見川公園では、震災対応の「かまどになるベンチ」や「仮設トイレ」用のマンホールを確認。公共の設備という意味の理解がまた一歩深まりました。
2学期の目標は、「自分たちで疑問を見つけ、協力して調べること」。10月の社会科見学では、グループに分かれて「スーパーと商店街の調査」をしました。
グループ活動が充実してきたことは、思いがけない場面でも示されました。オリブ祭のグループ分けを自分たちで話し合って決めたのです。
グループ分けだけではありません。参加するときの細かいルールまで話し合い、当日は、自分たちで決めた約束を守って、目一杯、楽しく過ごすことができました。
11月は、元町にあるポンパドウルのパン工房に社会科見学に行きました。見学を通して、パンに込めた思いや苦労、くふうを学ぶことができました。
3学期の目標は、「自分たちが学んだことを、多くの人々に上手に伝えること」。学習発表会では、「関東学院小学校の歴史」について、これまで何人もの先輩たちからうかがった貴重な情報を整理し、グループで話し合って練習し、発表しました。
個から小集団へ、小集団から全体へ。
この1年間に子どもたちが学び合ってきた成果が存分に発揮され、3年生はもうすぐ4年生=上級生になります。