「1日も早く学校に慣れるように……」



入学式の日から1年生のお世話を続けてきた6年生。






そんな6年生が1年生といっしょに行く野毛山遠足の準備をしています。



グループを決め、園内をまわるコースを決めました。



事前に6年生だけで下見にも行きました。



「ここでみんなで写真を撮りたいね」



前日にはランチタイムにグループのメンバーの顔合わせをして、いっしょに食事をしました。



「あした、よろしくね」



そして、遠足当日。
「行ってきまーす!」



そびえ立つ急な階段も、楽しくお話しながら登ったのですこしも苦になりませんでした。



歩くこと20分。動物のこいのぼりが出迎えてくれました。



みんなで「ガオー」



「ハイ、ポーズ」
うしろにはキツネザルがいます。



「鳥のくちばしに見える?」



「うわ〜レッサーパンダ、かわいいね」
6年生のiPadが大活躍です。



最初は緊張していた1年生も、



6年生とすっかり仲良しになり、笑顔がたくさん見られます。



お昼は野毛山公園に移動して、学年ごとにランチタイムです。



1年生に気遣いし続けていた6年生もお弁当を食べてパワーチャージ。




食後は、また1年生と思い切り遊びました。
「鬼ごっこする人、集まれ~」



「それ~、逃げろ~」



「捕まえた!」



「せーの、1回、2回、3回……すごい! 大縄たくさん跳べるね」



「こんなの、できたよ」



「はい、プレゼント」



「疲れた〜」の声には



おんぶやだっこでこたえます。



無邪気な1年生に振り回されながらも、大きな愛と優しさで接する6年生。



すてきな場面がいっぱい見られました。




「しりとりしながら帰ろう」



「楽しかったね。学校はもうすぐだよ」



まるで本当の兄弟姉妹のように、1年生と6年生の絆が深まった1日でした。



今年も6年生は学年通信のタイトルを自分たちで考えました。




「6年生としてこうありたい!」という強い思いを込めて考えたタイトルをプレゼンし、



選ばれたのが




「palette」(パレット)です。



パレットにのる絵の具のように、みんなの考え方や好み、性格は多様です。



パレットの上のいろいろな色が混ざり合って新たな色が生まれるように、全員が友だちと関わり合って新たな色を生んでほしい。そして、自分の持つ色を活かしてほしいという願いを込めて。



卒業までの1年間、72色の絵の具がどんな形で混ざり合って、どんなすてきな色を作り出すのでしょう。