卒業式の前の日、6年生の教室に1年生がやってきました。
「6年生のみなさん、いままでおせわになりました」
「中学校でもがんばってください」
「わたしたちのことわすれないでね」
たくさんの「ありがとう」が、2年生からも
3年生からも贈られました。
6年生とお話しできるのは今日が最後です。
名残を惜しむ姿があちこちで見られました。
そして……
下級生が下校した後、6年生は、6年間過ごした関東学院小学校に感謝の気持ちを込めて、学校中をピカピカに大掃除しました。
毎日ハアハア言いながら登って登校した坂道
今日の奉仕は……とみんなで話し合ったSGルーム
新しい本と出会って世界が広がったライブラリー
ドッジボールの腕を磨いた体育館
実験というだけでワクワクした理科室
友だちと思いきり走り回った校庭
「みんな、みんな、6年間ありがとう!」
6年生の下校後、礼拝堂を準備して
関東学院小学校第68回卒業式の朝を迎えました。
ランドセルを背負って登校するのもこれが最後です。
記念の写真を親子で撮影。
教室には担任団からのお祝いのメッセージがありました。
○○○には子どもたちの手で特別な3文字が書き加えられました。
胸に生花のコサージュをつけ
音楽室で最後の発声練習です。
そのあいだに礼拝堂には保護者のみなさまが着席され、
在校生も席に着いて、入場を待つだけになっています。
5年ぶりに全校児童と保護者が参加する卒業式、
卒業生が入場します。
卒業証書授与。
「はいっ!」
名前を呼ばれると、力強い返事が礼拝堂に響き
大きく立派に育った姿が
優雅でそして堂々としていて
ひときわ輝いていました。
今、胸を張って、巣立っていきます。
「神さまは弱さも用いくださる方です。弱い部分に神さまが働かれます。そんな聖書にもとづく学校で6年間学んだことに誇りを持って進んでください」
学院長からはぶどうの木とインマヌエルのお話がお祝いに贈られました。
♪ イエスは われらを
5年生が賛美します。
卒業生の言葉
「関東学院小学校で過ごした6年間は、さまざまなことを学ぶことができた、とても貴重な時間でした。関東学院の卒業生であることを誇りに思い、この6年間の学びを生かして、わたしたち72人はそれぞれの夢に進んでいこうと思います」
「保護者の皆様、いえ、お父さん、お母さん、ありがとうございました」
♪ はるかなる 望みを胸に つどい来し 我ら若人
卒業生も賛美します。
学校から記念品として『讃美歌』が贈られました。
礼拝堂を校歌と頌栄の歌声が包みこみます。
祝福のお祈りをしていただき、
卒業生、退場。
あふれんばかりの祝福の拍手に包まれて
一段一段と階段を登って退場していきました。
だれもが認める「宇宙一」の卒業生でした。
関東学院小学校第68回卒業生
光の子として歩みなさい。